現実と思っているものは映画のようなもの
目の前で繰り広げられる現実と思っているものは、映画のスクリーンを見ているようなものだ、とはよく聞くたとえである。
だから、現実を変えたいと思って、スクリーンに仕掛けを施してもなにも変わらない、これもよく聞くし、自分でも体験している。
以前、新幹線で出張に出かけていたときに、もしかすると、自分は動いていなくて、周りの景色だけが動いていて、距離を移動した錯覚を感じているのではと思った事がある。
それ以後も、時々、職場に移動して仕事している自分は動いていなくて、周りが動いているだけと感じる事があった。
映画には時間が存在しない。パラレルワールドの展開であると考えていた。
そう、映画は、連続しているように見えるが、実はたくさんの写真が連続しているだけ。パラパラ漫画、わかりやすい。
今日、職場から帰宅、仕事場の外を歩いていた。
そしたら、建物が流れていく、目の前の建物がちょっとずつ大きくなる別々のスケッチが、1枚1枚どんどん入れ替わって目の前に現れている感じがした。
そして、ゲームの様に私の後ろに世界は存在しなくて、眼の前に進めば進むほど、次の世界が瞬間構築されていく、自分はここから動いていない、そんな感覚だろう。
視点が変わる。今までの見方が変わる。新たな世界の幕開けの予感がした。